まあるい虹(2010.8)

 猛暑日の夕方、家の前で水を撒いていましたら、虹が立つのが見えました。それも上にまあるくではなく、下にまあるくです。夕方日が沈む直前くらいで低かったので見えたのでしょう。
 そこで今度はしっかり太陽に背を向けてホースの先端の金具で霧にして、ぐるっと撒いて見ましたら、まあるい虹が出てきました。パソコンで苦労して作ってみました。出来はあまりよくありませんがまあ私のソフトではこの程度がせい一杯です。右の写真です。

 この写真のポイントはね、まあるい虹の中心は、私の影の顔の辺りということです。もちろん私の目は虹の手前にあります。太陽はこの影の顔の辺りと、私の目の位置を結んだ延長線上の後ろにあります。だから霧を吹いたらまあるく見えるんです。

 正確には散水口をぐるっと大きく一周したので、この円形が一目で見えたわけではありません。また、どうやら下の部分は足が陰になっていたようでもあります。しかしこれまで半円形は子どもの頃から何度も見て来ましたが、こんなのは初めてです。

 虹の原理からいけば、低い太陽を背にして霧を見ればこのような円が見えるのは当然ですね。