2007. 3.15
NHK教育テレビを何気なく見ていたら、「紐とロープの結び方」というのをやっていました。そして、結び方を教えていましたが、30数年前に亡くなった父を思い出しました。
私がまだ子どものころです。紐の結び方は当然いろいろ教えて貰いましたが、今でもあの結び方は結局憶えられなかったなという結び方がありました。父は荷造りなどでしっかり締めて、それを最後に結ぶとき、丸みを作って端をその中に入れて、キュッと引き締めて縛るやり方をしていました。
普通の結び方の「本結び」と「たて結び」、それにこの両方の「蝶々結び」はしっかり教えてくれて出来ますが、どれで結ぶかはそのときの気分によって変わります。父が亡くなったとき兄が呉れたお金で碁盤と碁石を買いました。この碁石の箱を結ぶ方法が本因坊流、輪を作ってそこに何かを入れてキュッと締める結び方、これまで知っている結び方はこの程度です。
月に一回古新聞を縛るとき、蝶々の本結びにしているのですが、せっかくしっかり絞めても、結ぶときにどうしても少し緩んでしまうのです。父のあの縛り方は良かったなと、ときどき思い出します。そう言えば子どもの頃父が本結びをするとき、緩まないように結び目のところを指で押さえさせられたことが何度かありました。
NHKで教えていた結び方の一つがどうやらその方法のような気がしました。そこでテキストを買って読んでみました。間違いありません。そこで70近くになって図を見ながら一生懸命練習しました。何度もやって、出来るようになりました。なんと60年経て念願が叶いました。これからはしっかり強く結ぶときにはこれにします。
結び方の名前は、垣根結びでした。
(図は垣根結びの途中ですが、NHKで放送した「まる得マガジン」から使わせて貰いました)