東京の教会(その10)
エポペ1991. 7. 7 

 7月7日(日)はスナック・エポペのミサです。このスナックとネラン神父のことはこれまで何度か紹介しましたが、新宿歌舞伎町の新宿区役所まえのビルの4階の、カウンターが15人、せいいっぱい入っても20人でもう満員という狭い店ですが、開店11周年記念のミサと続くパーティーに参加しました。前回の単身赴任のときたしか7周年記念のときも来たような気がします。
 午後2時からなので京都を10時前に出てやっと間にあったというところでした。いつも座るカウンターの上に白い布を敷き、十字架とローソクを置いてミサの始まりです。いつもは中にいるネラン神父がカウンターの外に出て、それをぐるっと取り囲んで30人程の信者が集いました。いくらかまだ洗礼を受けていない人も加わりました。ネラン神父のミサにはもう10回近く与かっていますが、いつもと変わらず聖書学者として格式の高い、しかし難しい話ではなく歓楽街の真ん中で長年心のやすらぎ場所として働く人々に交わってこられた心が滲み出るようなすばらしい説教でした。
 続くパーティーは、会費5000円が安いと思えるほど次ぎから次ぎへの料理と飲み放題で6時までお祝いしました。参加は60人を越えていたようです。5年ほど前に随分通ったとき知り合った人も大勢いましたし、初めての人はこちらから声をかけて話もはずみました。皆胸に名札をつけていて大変馴染みやすかったこともありますが、ネラン神父と若いバーテンのカトリック系のアルバイト学生たちの心使いにより楽しい時間を過ごすことができました。
 5年前に80才、したがって今は85才の、私達が「竹さん」と呼んでいる人が大変元気で少しフランス語を混ぜながら座を賑わしていました。私も若い女性達が、キリスト教の雰囲気で気が許せるのか相手をしてくれて話が弾みました。毎日曜日のネラン神父による真生会館でのミサは9月初めまで夏休みということですが、毎週都内の教会を巡っていて、時にはこちらのミサに与かりたいと思ったものでした。