去年と同じように戸波社中は花洛会に加わって、「秋しのぶ」を合奏しました。「秋しのぶ」は古今集に出ている、よみ人知らずの歌を前唄に、藤原忠房の歌を後唄として中澤真佐先生が曲を付けられたものです。箏、三絃本手、胡弓で合奏されました。
戸波社中からの出演は、
筝 戸波有香子
三絃 塚本朋子、岡崎知夫
去年は客席が1000ある京都会館第二ホールでしたが、改修中なので北文化会館で催されました。客席は500ほどで満席の状態でした。
舞台での演奏はいつも緊張しますが、気持ちがきりっと引き締まります。先日の家内のピアノの発表会で先輩が「中村紘子にどうしたら上手になれますかと尋ねたら『練習すること』、どうしたらあがらなくなりますかと尋ねたら『練習すること』と答えた」という話を紹介してくれました。私もルービンシュタインが晩年になって同じことを言っているのを読んだことがあります。今回はできる限り練習を繰り返して、音楽的なレベルはともかく自分では悔いのない演奏ができたつもりです。
私の知人たちがたくさん来てくれました。きれいな花束もいただきました。これは初めての経験でとても嬉しいことでした。
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恋しくば みてもしのばん もみじばを 吹くなちらしそ 山おろしの風 (よみ人知らず) |
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きりぎりす いたくななきそ 秋の夜の 長き思いは 我ぞまされる (藤原忠房) |