Fransiscan's International Japan Kansai Report No.13 / 2003.5.25


フランシスカンズ・インターナショナル・ジャパン

関西レポートNO.13


例会報告 2003年 7月12日(土)13時〜16時 場所フランシスコの家 出席者11名

ルカ神父の聖フランシスコのお話

1.イエスの復活
 毎年私たちはイエスの復活、昇天、聖霊降臨をお祝いしているが、これを習慣的にすごしがちである。まず復活についてもう一度考えてみよう。200年前にお墓から出られたことを思い出すことは間違いではないが、もっと大切なことは自分の心の中のお墓から、イエスが復活して出られたということである。
 キリストが生きていることが分かったのは、マグダラのマリアが出会ったのが最初である。マリアは庭で仕事をしている人だと思った。イエスから「マリア」と呼びかけられて、マリアは「わが主よ」と言ったと記されている。マリアは社会の中でイエスに出会ったのである。当時「マグダラのマリアの福音」という記録があって、初代教会ではこちらを採用するか迷ったらしい。私たちは、イエスが今、自分の中で生きていて働こうとしておられると信じることが信仰である。
 昇天の話にもいろいろな伝承がある。弟子たちはみんな上を向いていた。そのとき、イエスは私たちに生活にもどりなさいと呼びかけられた。去ることはあなたたちにとって良いことである、私がいつも傍にいるかわりに聖霊を送ると言われた。聖霊は一人ひとりの中に降りてこられた。そこであらためてイエスに出会うのである。それは私たち一人ひとりの誕生日でもある。

2. 在世フランシスコ会とNGOについて
 在世フランシスコ会の中で、他のグループの活動と交流を深めようという話がでている。その一つとして、私たちのNGOはどのような活動を行っているのか、紹介する機会があってもいいのではないかと思う。フランシスカンズ・インターナショナル・ジャパンは、フランシスカンズ・ファミリー中で兄弟である。

3.社会の価値観を変える
 イエスの多くのたとえ話は、自分の生活で社会の価値観を変えていこうということである。かつてカトリック信者は金曜日には犠牲を払って肉を食べないという生活を送っていたが、肉を食べない代わりに、何かをしたらどうかという考えをすることである。例えば金曜日には暑くても冷房を入れないということ、電力を節約することになる。国会でもネクタイを止めてアロハシャツを着て暑さをしのごうという動きがあった。地方の役所でもノーネクタイ運動などが叫ばれている。

南アフリカのケアセンター

 NGOでは、これまで機会を捉えて、フランシスコ会の根本昭雄神父の活動に資金援助を行ってきました。南アフリカ、ヨハネスバーグにある、聖フランシス・ケアセンターです。そこはエイズの末期医療患者の看護施設で、根本神父は献身的に働いておられます。その活動状況を紹介するテレビ番組があり、そのビデオを全員で見ました。
感 想
・根本神父がエイズで死を間近にした人たちへの奉仕の姿に、インドでマザーテレサが死んでいく人々の傍にいて愛情を注いでいる姿が重なって見えた。
・根本神父の活動の原点は、日本でハンセン病療養所で献身的な看病を行っていた時、ある患者から別れ際に「あなたは結局風呂にだけは一緒に入ってくれませんでしたね」と言われたことだと語っていたのが、強く印象に残った。
・本田神父は、聖書学者として福音を説いていたが、初めて釜ヶ崎を訪れたとき、ホームレスの人たちに温かいお茶や毛布を渡そうとして声すら出なかったことに愕然として、これまで説いていた福音とは何だったのだろうと、ふるさとの家に飛び込んだという体験の話を思い出した。
・エイズ末期の人たちばかりのセンターで、根本神父はなんのわだかまりもなく病人の身体をなで、くちびるで優しく触れていた姿を見て、不思議な喜びがわき上がってきた。
・ケアセンターには資金的な援助が少しでも出来たらと思っていたが、このビデオは資金による協力を越えて、人間の生き方を教えていた。

報告事項

1.チネカ神父の近況(ルカ神父から)  体調がまだすぐれないので、日本に再び帰って活動できるか、難しい判断の時期に来ています。NGOの皆さんによろしくというメッセージがありました。私たち一緒に心を合わせて祈りましょう。

2.京都南部地区ウォーカソン
 11月3日(祝)に予定されているウォーカソンの実行委員会で、募金総額の1/3が、南アのケアセンターに送られることに決まったとの報告がありました。

3.ふれあいデー
 4月29日(祝)に行われた、京都南部地区南ブロックのふれあいデーで、参加活動補助費として17,000円をいただいたので、そのうち5,000円を昨年までの割り箸回収経費の補填のために、残りの半分の6,000円をフリーマーケットの売上13,763円に加えて合計19,763円を南アのケアセンターに送ることにしました。

4.正義と平和に関する催し
(1) 京都 伏見教会 8月3日(日)10時 大阪の松浦司教の講演会
(2) 大阪 三日市教会 8月9日(土)14時 呉教会の長谷川神父の講演会
(3) 大阪 香里教会 8月31日(日)11時 松浦司教の講演会

今後の活動

1.フリーマーケット
 京都市の木幡(こわた)中学校で、8月17日(日)10時から生徒の夏祭りにフリーマーケットが開かれます。NGOとして1区画(2m×2m)500円の参加費を払って参加することにします。収益を南アのケアセンターに送るために、手作り品などを販売することにしました。そのための材料を持ち寄ります。
 チラシを用意して来店者に配布して環境についてアピールするため、どんなチラシにするか話し合うために7月26日(土)午後2時からフランシスコの家に集まることにしました。

2.岩橋さんの山
 メンバーの岩橋さんが周山(京都市内から一時間ほど北に向けて車で走ったところ)に、自然の山を持ちました。チネカ神父の御杖村のレーベンス・シューレの小型版ですが、杉の木を動物にとって住み易い雑木に植え替えたり、自然を維持したり、自然の中で生活する体験をしようと考えています。雨露だけはしのぐことができる「あばら屋」を借りることが出来たので、電気も水道もありませんが泊まることは出来ます。NGOのメンバーで一度訪れることにしました。

3.家庭用風車
 一般家庭のバルコニーや屋上、屋根に置いて、そよ風でも動いて発電する風力発電装置が開発されたということが報告されました。屋根に設置する大がかりな太陽光発電と比較して、20数万円程度と、手頃に自然エネルギーの利用出来そうです。

4.「カトリック正義と平和全国集会」
 さいたま市の大宮教会を会場に 11月22日(土)〜24日(祝)の3日間 「カトリック正義と平和」全国集会 さいたま大会が開かれます。 この集会の実行委員長は、私たちフランシスカンズ・インターナショナル・ジャパンの代表である戸田三千雄神父です。テーマは「地上に平和を」であり、パーチェム・イン・テリス40周年と、関東大震災80年、狭山事件40年目にあたります。都合をつけて一人でも多く参加しましょう。

5.メンバー電話連絡網
 例会に参加しているメンバーの間で、何か急ぎ行動するときの連絡のために、電話連絡網を作ろうということになりました。一人2,3個所ずつ電話したらいいように、これまで例会に参加した人を対象に、リストを作って次回の例会に事務局から提案します。

例会参加者
安藤悦子、石橋整一、岩橋龍男、岩橋章子、江端載子、岡崎知夫、奥田美弥子、鎌田真由美、住吉五十子、内藤千恵子、ルカ神父

発行責任者 ライムンド・チネカ神父 (フランシスカンズ・インターナショナル・ジャパン 関西 代表者)
〒600-8391 京都市下京区佐竹町388 フランシスコの家TEL・FAX075-822-2369

トップへ戻る