私は還暦を迎えて以来、ずっと血圧を下げる薬を飲んでいます。それでも上の方は140〜150くらいで、もうひとつ低いとは言えません。コレステロールを下げる薬と、抗血小板剤も飲んでいます。私は計測技術者でもありましたから、血圧測定は興味半分もあり、ほぼ毎朝きっちり計ってはパソコンに打ち込み、エクセルでグラフを描いて眺めていました。
測定は、毎朝起床して洗面して6時半からのテレビ体操を10分間やって、着替えてから計る習慣にしていました。計測する上で大切なことは、数値を比較するためには計測条件を出来るだけ同じにすることです。
今年に入って、かかりつけの神経内科の先生から、最近早朝高血圧に注意が集まっているので、計測方法を変えて、まず起きたらすぐ計りなさい。2回計って後の方の血圧を記録しなさい。夜は、寝床に入る前に同じく2回計って後の方の血圧を記録しなさいと言われ、新しい記録帳を貰いました。
私は、ずっと安静にして寝ていて、起きる前は血圧は低いに違いないと思っていました。だから、枕元に座布団を置いて、起きあがったらすぐそこに座って血圧を計りました。なんと体操して着替えてからの血圧より、10〜20高いのです。これには驚きました。2回計ると、大抵2回目が1回目より10くらい高いことが多いのです。
もともと白衣効果があって、病院で看護婦さんに測定して貰うと高く出るということがあり、家での計測が奨められています。これと似たような効果なのか、1回目はまあ気楽にしていて、2回目は、これは記録するのだと考えるとそれだけで少しどきどきするような気がします。この傾向はいまでもどうも抜けませんので、この影響を少なくするには、いろいろな方法があります。2回の平均値とするとか、もう1回計って、中間値をとるとか、何回か計って、続けて2回の測定値の幅が一定以内(例えば5以内)になれば、その2つの測定値の間を取るとか。
こうやって血圧の測定値を見ると、なんとも捕らえどころがないもののような気がします。
血圧の測定をもっと簡単にする方法はないのか、少し考えてみました。例えば心電図はホルターを身につけて24時間ずっと計測し続け、いろいろな場面での心電図のデータを記録することが出来ます。血圧の場合は、計測するときに腕とか手首とか指に巻き付けた加圧バンドで締め付けてコルトコフ音の変化によって心臓の収縮期と拡張期の圧力を計測しなければならないようです。圧力を測定するだけなら、いろいろな圧力センサーがあることですからそう難しくないので、血管中にもしミクロの圧力センサーを埋め込み、それを外部で検出してその最高血圧と最低血圧を記録し続ければいいのでしょうか。わたしは医学は専門外なので、なんとも言えません。まあ体内に埋め込むのは負荷が大きいから、もっといい方法はないのでしょうかねえ。