8月19日(金)、河村能楽堂に行きました。切符が売り切れたという話を聞きましたので、早めにと思い6時半には入場しましたが、すでに大部分の席は埋まっていました。能舞台はずっと以前京都に来て間もなくの頃に観世会館に行ったことがあり、これで2度目ですが、席は畳に座布団でした。
第一場は、インドの吟遊詩人のパールヴァティ・バウルさんが、民族楽器を手に舞いながら、インド神話「ラーフとケートゥ」を歌い語りました。インドの言葉は全く分かりませんでしたが、語り部の茂山あきらさんが前もってあらすじを語り、場面を示す大きい3枚の色鮮やかな絵と、場面を説明する筋を墨で描いた大きい用紙をめくっていきましたので、よく分かりました。昔インドで仏様が与えてくれる不老不死の薬を神々たちがいただいている時に、大きい龍の姿をした魔物がごまかしてその不老不死の薬を飲んでしまうという物語です。それを見た太陽と月が仏様に告げ、龍は真っ2つに切り離されてしまいます。それでも魔物の龍は、不老不死の薬を飲んだので、死なずに、頭のラーフと、しっぽのケートゥが2つに別れたまま、太陽と月を永遠に追い回すという物語です。遠くでしたので絵を双眼鏡で見ると、仏様と神様のいる場面で龍は頭が7つあり、出雲の八岐大蛇(やまたのおろち)を思い浮かべました。
太陽と月を追いかけ回すという神話から、ラーフとケートゥは星座の何に当たるのか知りたいと思いました。
第二場は、夕顔のような清楚な美人が、地唄の「夕顔」の曲を舞いました。なんとなくほっと安らぎました。それからインドの狐になって恋した日本の男性のところにやってきました。上方舞の吉村桂充さんには法住寺で何度かお合いしたことがありますが、さすがでした。
第三場の狐の嫁入りの行列は微笑ましいものでした。
(一部、戸波先生の地唄のページのものと重複)
太陽と月を追いかけ回しているラーフとケートゥは、何かの星か、星座かと思っていましたが、インド神話を調べて見ると星占いで使う考え方で、想像上の1点ではないかという気がして来ました。