トマス小崎 〜母への手紙〜

 2008年の日本26聖人顕彰ミサは、2月3日(日)、西陣教会で行われましたが、ミサの前に「トマス小崎 〜母への手紙〜」という、西田明子脚本、演出の聖劇が聖堂で公演されました。

 出演者は全くの素人ばかりの殉教劇でしたが、200人ほどの人々に大きい感動を残しました。

京都から連行された26人は、長崎の西坂で十字架にかけられ、役人たちに槍を突きつけられます。 私もキリシタンですと名乗り出たトマス小崎は父から、残って母の世話をしなさいとたしなめられますが、決心を変えません。 石田三成は、15歳の子どもの心を動かすこともできないと、信仰の強さに感動します。
トマス小崎は三原の獄舎で母への手紙を書きながら、思わず母恋しさを抑えきれず、荒縄で自らを打ちます。 血の滲んだトマス小崎の手紙を読んだ処刑役人は、宣教師たちの説いたまことの愛に気づきます。 大塚司教を中に、聖劇のキャスト、スタッフ一同の記念写真です。