在世フランシスコ会へのお誘い

在世フランシスコ会とは

 聖フランシスコの生き方を慕って彼のまわりに集まった人々の中には、フランシスコ同様、すべてを捨てて清貧の生活に入った人々がいました。(男子修道会の「フランシスコ会」や女子修道会の「クララ会」の始まり。) 
 しかし、フランシスコと同じように生きたくても、いろいろな事情によってできない人々もいました。そのような人々のためにフランシスコが作った会が在世フランシスコ会です。在世フランシスコ会は、最初、男子修道会(第一会)やクララ会(第二会)と区別する意味で「第三会」と呼ばれていましたが、現在では在世フランシスコ会と呼ばれています。

 会員は、世俗の生活に留まりながら、フランシスコの模範にならって福音的生活に励みます。在世フランシスコ会は全世界的組織であり、現在、世界に百万人以上の会員がいます。
 日本には全国に8つの地区兄弟会があり、その中に60余りの各地兄弟会があります。そして、現在の会員数は1000名弱です(2012.3現在)。

 著名な在世フランシスコ会員には、画家のミケランジェロ、ラファエロ、アメリカ大陸を発見したコロンブス、作曲家のリストなどがいます。日本26聖人の中には17人の在世会員がいたと言われます。そして今の時代では故ヨハネ・パウロ2世も在世フランシスコ会員でした。
 中世の会員は、武器を持たず、戦いに参加しないことを誓約しました。
現在、国際兄弟会は、NGOフランシスカンズインターナショナルの会員であり、国連に環境・平和・人権などについて発言し、世界的な活動を行っています。

1.会員は、聖フランシスコの模範に倣って主イエスの福音に従って生きるように努める。
2.会員は回心する兄弟姉妹として、絶えず内的変化の回心を実行するように努める。
3.会員は物質的欲求にとらわれないで、正しい心を保つように努める。
4.会員は愛の精神ですべての人と接し、社会から見捨てられた人とともにいるよう努める。
5.会員は自然の生物、無生物すべてのものを大切にし、乱用しないように努める。
6.会員は日々の生活の中で正しいことを勇気を持ってその求めるように努める。
7.会員は絶えず平和を望み、対話によって対立や不和を取り除くように努める。
(在世フランシスコ会会則から)

在世フランシスコ会京都兄弟姉妹会

集 会 8月を除く毎月第3土曜日午後1時半〜3時
場 所 フランシスコの家
内 容 ルカ神父の指導のもとにフランシスコの言葉や伝記を学び、主日の福音書を分かち合い、聖歌「愛のために」を一緒に歌います。
活 動 日本26聖人顕彰ミサ、京都から姫路までの巡礼、研修会、世界平和の祈り、他宗教交流、クララ祭、フランシスコ帰天祭などに参加します。
参 加 どなたでも訪問者として自由に参加出来ます。入会希望者は養成期間の後、終生誓約をして会員になります。
訪問希望の方は、集会に直接参加いただいたら結構です。

 京都から遠く離れている方は、各地に兄弟姉妹会がありますので、お近くの兄弟姉妹会に参加いただければ結構です。フランシスコの家にメールでお問い合わせいただければ、詳しいご説明をいたします。