作成日時 2014/12/20 06:13
最近、資本主義はこのままでいいのかなと、関係の書籍をいろいろ読んでいる。経済成長すると格差は広がる一方であり、累進課税や相続税を強化すると成長そのものを阻害しそうだから、資本主義ではない新しい経済体制はないのか考えている。
宇沢弘文の考え方にヒントがあるかも知れないと何冊か読んでいるがあまりよく分からない。宇沢弘文は「社会的共通資本は決して国家の統治機構の一部として官僚的に管理されたり、また利潤追求の対象として市場的な条件によって左右されてはならないということである。社会的共通資本の各部門は、職業的専門家によって、職業的規範にしたがって、管理・維持されるべきものだからである(ヴェブレン)」と言っているが、福島原発事故を見ると職業的専門家がいかにあやういものであるか分かる。
ほとんどの家庭でテレビやエアコンを利用したり、世界中の情報に接したり、あるいは高速で移動したりできるような生活レベル向上のために、一部の富裕層が富を独占することはよしとするという道徳基準を受け入れるなら、資本主義は誰でも富裕層になる可能性がわずかでもあるということで今のところいい社会だと思わなければ仕方ない気もする。