殉教者の生き方 12

  作成日時 : 2007/09/30 18:05  

第4 殉教を迫られるほどの苦しみに直面したときはどうしたらいいか(続き)

14、殉教が近づいていると分かったときの覚悟は、まず告白すること。もし告白が出来なければ悔い改めること。そのためにはこれまで犯してきた罪を思いだすこと。次いで主の恵みにより、これから大罪は犯さないと決心して罪の許しを願うこと。また殉教の苦しみを受ける恵みと、苦しみを耐え忍ぶ強い心を与えて下さるようにと主に願うこと。
 死刑を宣告する役人、および処刑役人に怨みを持たないこと。彼らのおかげで天国にいくことが出来るのであるから、彼らを正しい道に導いてくださいと主に願うこと。
 責め苦を受けている間は、イエスの受難を目の前に思い浮かべ、主イエス・キリスト、聖母マリア、すべての天使と聖人に対して、神の国から私の戦いを見物して、天使は冠を捧げて私の魂が上がって行くことを待っていて下さいと願うこと。このときには、主から特別の力をいただけるので、それに深く寄り頼む心を持つこと。また出来ることなら、その場に居合わせる人びとの魂の救いとなるような言葉を少しでも伝えることが望ましい。例えば、キリシタンの教え以外に人の救いの道はない、私は今この教えが間違いないということを証明するために命を捨てるものである、この教えによって限りない栄光を受けることができるのであり、これ以上の喜びは他にないということを言葉を尽くして伝えること。しかし、このことは、言わなければならないことと思うことはない。その時になって、主が心の中に教えてくれるので、その導きに従えばよい。(完)