作成日時 : 2007/09/22 17:26
第4 殉教を迫られるほどの苦しみに直面したときはどうしたらいいか(続き) 5、殉教に直面して、まだ告白していない大罪がある場合は、告白の機会があればまずその罪を告白すること。告白する機会がありながら告白しなければ、殉教ではない。ただし、その場所に司祭がいない場合、あるいは司祭がいても妨げがあって告白できなければ、犯した罪を悔い改め、今後たとえ命を失っても主の恵みによりこの罪を再び犯さないと心に決めて死ぬ場合は、殉教によって、罪の許しをいただいて、洗礼を受けたときのように煉獄の苦しみを免れる。そのために殉教を血の洗礼という。また告白のとき告げない罪があっても、取り調べの責めに合って想い出すことができない罪があり、悔い改めることができなくても、主に対して命を捧げることによって天国に入る。 6、もし自分はキリシタンであると白状しなかったとしても、罪を犯すことを断って処刑された場合は殉教である。 |